"関わるすべての人たちに笑顔と元気を"

2023年2月 一宮市で結成

一宮市で結成した和太鼓チーム「彩響衆 樂」(あやねしゅうがく)
「樂」の漢字には「たのしむ・かなでる・ねがう」の意味が込められており、"樂と関わるすべての人に最幸の笑顔と元気を届けたい"
その想いを胸にチームを立ち上げ、ただがむしゃらに仲間と走り続けてきた2年でした。

40名超の個性が響き合う

樂には、和太鼓歴20年以上のベテランから、小学生、中高生、大学生、そして子育て世代のママたちまで、幅広い年齢層のメンバーが集っています。それぞれの経験や個性が、唯一無二の“樂の響き”を生み出しています。子育て中のママたちは、家庭や育児、仕事と和太鼓の練習を両立しながら本番にのぞんでいます。ときにはママたちを真似てバチを握る姿も見られ、率先して片付けの手伝いをしてくれたり、練習場でも子どもたちの成長を感じます。

 

和太鼓を通じて育む、人への思いやりと感謝の心

樂の練習は、単なる技術の向上だけにとどまりません。毎週木曜日、年上のメンバーが小さな子どもたちに声をかけ、自主的に準備体操を始める光景が見られます。

チーム全員の息を揃えて一つの音を出し、多くの人々を魅了する曲を奏でるには、一人ひとりが想いを一つにする気持ちと、そこに引っ張っていく圧倒的な強さが必要です。特に子どもたちに対しては、技術はもとより、自主性や礼儀作法、そして「人への思いやりと感謝の気持ち」を大切にする姿勢を身をもって教えています。学校の担任の先生は毎年のように変わっていく中で、子どもたちにとって人生を通して長く、深く関わっていく数少ない大人としての責任感を感じています。

とことん樂しく

樂のモットーは「とことん樂しく」です。だから「失敗してもいいんだよ、自分自身が樂んで、そしてみんなの心に届く音を響かせて」というメッセージを、いつも子どもたちに伝えています。彼らが大人になったとき、きっと一人ひとりの心にそのメッセージが響いていることを願って。

地域と共に、一宮にもっと笑顔と元気を

野外イベントのオープニングやステージのフィナーレでは、会場全体を樂の熱気で包み込みます。地元のマルシェ、福祉施設、幼稚園での演奏を通じて、地域とのつながりを深めています。おかげさまで、現在では岐阜、犬山、江南市からもご依頼をいただくようになりました。樂のスローガンである「笑顔と元気をたくさんの人に届けたい」という想いとあわせて、樂の地元、一宮が「もっともっと、笑顔と元気があふれる街」になるように、樂らしい形で地域活性化のお役に立てたらと思っています。

代表 加藤 千晴から 皆様へ

小学2年生で和太鼓に出会ってから、私はずっとその響きとともに歩んできました。
前チームでは15年間リーダーを務め、年間60公演を重ねる中で、かけがえのない仲間とともにたくさんの経験を積んできました。

どんなときでも支えてくれる仲間、一緒に困難を乗り越えてきた戦友、新しく出会った大切な仲間たち。
そして、いつも応援してくださる皆さまの温かい笑顔と声援が、私たちの力になっています。
皆さまの支えがあったからこそ『樂』はここまで歩んでくることができました。本当にありがとうございます。

これから、私たちは新たな挑戦――"2nd Phase"へと踏み出します。
樂の和太鼓の響きをもっと多くの方に届け、笑顔と元気の輪を広げていくために。
皆さまと共に奏でる未来に向け、感謝の気持ちを胸に、一歩ずつ前へ進んでまいります。
これからも、どうぞ温かく見守っていただけたら嬉しいです。

樂と関わってくださる すべての方々に、
心からの「ありがとう」をこめて。

2025年 2月 9日 加藤 千晴    

定期練習の見学もお気軽に(毎週木曜日・夜)